肩書きは「お母さん」
オンラインイベント「はじめての気候変動もんだい」ご参加くださった皆さんありがとうございました。ここまでの企業や行政、環境活動家たちと話してきた軌跡が全て繋がったような今回のイベントでした。
そして参加者のみなさん大絶賛!内田さんのお話がやはり感動の嵐でした。
メディアから流れてくるニュースは首脳級の演説か、会場の外でグレタさんや若い活動家が声をあげているという両極端の様子ばかり。でもCOPというのはそもそも国同士のルールづくりをする交渉の場です。「気候被害に対して誰がどんな風に補償するのか」「削減報告の透明性の基準は?誰がどうやって報告するのか?」などいろんなことを、それぞれの国の代表者が国同士の利害関係も踏まえた上で決めていかなくてはいけない。
その交渉官たちの責任やプレッシャーは相当のもの。COPに来ると寝れないのが通常で真夜中までやりとりしているそう。そんな本質の部分を知れて本当に良かったです。
また、グラスゴーの市の方の発言をきっかけに出た内田さんの言葉がとても心に残りました。
「今、社会は変わらなければいけない。でもそれをあまりにも拙速にやってしまうと当然問題も起きる。そこのバランスをどうとっていくか。それには関係者全員の参加が必要。」だからこそのCOP26なのだと、その意義がとてもよく見えてきました。
私は最近自分は「環境団体の代表」ではあるけれど「環境活動家」ではないなと思うようになりました。「気候変動さえ止められれば他のことはどうでもいい。」とは思えない。
私自身活動に忙しくて子どもたちを放ったらかしになってた時があって、ふと「あれ?なんで私、環境のことやってたんだっけ?」と思ったんです。例えば極端な話、私がものすごく頑張って気候変動が止められたとしてもその気候変動が止められた世界で私と子どもたちが仲良くなかったら何も意味がないじゃないか、と。私は子どもたちと仲良く安心して暮らせるようにしたくて、気候変動を止めるために自分にできることをただやりたいだけ。
私にとってはそれが「子ども」だけど、他の人にとってはまた別のものかもしれない。「気候変動を止めるためだとしても失いたくないもの」がそれぞれあることを理解したうえで、じゃあどうしたらいいかなっていう話をしたい。
今は子どもたちとの時間を前より大事に愛おしく思えるようになりました。私の肩書きは「お母さん」でしかないけど、「お母さんにできること」を頑張っていきたいと思います。
COP26の会場からの内田さんのお話がとにかくめちゃくちゃ良いのでぜひ見てみてください!
そしてこちらはグリーンジャーニーメンバーで作った「はちどりのひとしずく」こちらもぜひご覧ください!