フォレストガーデンツアー報告
2026/04/16(木)

今回、私達は静岡県浜松市郊外にある「パーマカルチャーデザインラボ」さんのフォレストガーデンツアーに行って来ました。
まず、フォレストガーデンをデザインされている川村若菜さんと大村淳さんからお話を聞きました。冒頭、「初めましての方々もいるので、参加者の皆さんのお互いのことを知ることから始めましょう」と若菜さんが言って下さり、参加者8名が自己紹介と今回収穫して帰りたいこと(1番知りたいこと)などを順に話していきました。私はこれは本当にありがたいことだなぁと思いました。参加者同士でも、どんなことを思って参加している方々なのか知ることができるし、ツアーの最中に参加者の知りたいことを挟んでお話ししてくださったからです。

パーマカルチャーとは、持続可能性を持つ豊かさを生み出すための生活様式のことで、3つの原理(大切にしたいこと)のお話がありました。
①自然と生き物を大切にする(EARTH CARE)
②他人や自分、過去と未来の存在を大切にする(PEOPLE CARE)
③豊かさを分かち合うこと(FAIR SHARE)

「フォレストガーデン」は、いくつかあるパーマカルチャーのデザイン領域のうちの「自然のケア・恵みをいただく」というカテゴリーに入るそうで、暮らしに必要な食べ物だけでなく、暮らしに利用できる様々な実りを持続可能な方法でより多く手に入れられるようにデザインされた森です。

これらのお話をぶどう棚の下で聞いた後、森の観察に行きました。
森に入る前、青空の下、みんなで目を閉じ、様々な音を感じ、太陽のある方向に体を向けたり、風の吹いてくる方に体を向けたりしました。普段はそんなに意識しないことを感じることができました。
フォレストガーデン(すべての生き物にとって食べられる森)を知るには、まずは森を観察することがとても大事!とのことで、若菜さんの案内で森の中を歩いて行きました。そしてそこにある木々や植物を観察しながら、森のメンバー紹介!

①キャノピー(高木) ②サブキャノピー(中高木) ③シュラブ(灌木) ④ハーベイシャス(草木) ⑤グラウンドカバー(地覆) ⑥アンダーグラウンド(根圏) ⑦クライマー(蔓) ⑧アクアティック(水生) ⑨マッシュルーム(きのこ)



とても大きなスダジイ(高木)に触ったり、ウラジロ(草木)の成長段階を観察したり、木に巻きついているツル植物や 地面に落ちている葉っぱの裏にアートな菌糸を見つけてワクワクしたり。



反対に上を向いてみると、高木の新緑が太陽の光で透き通って、言い表せないくらいの美しさに感動したり。

「斜面に生えているウラジロは、雨が直接地面にかからない役目をしている」とか、「木の丸太や枝を横に置いたところに落ち葉が溜まり、そこに新しい木が芽吹き根を張り、土崩れ防止になっている」というような、そこに育っている植物の意味を観察を通して知ることができました。


このような植物の層がものすごく豊富な「森」と 人間の食べるために1種類の層の植物だけを作る「畑などの場」。この両方のしくみを組み合わせるのがフォレストガーデンで、両方の良いところが現れるそうです。
森の観察の後は、実際にいろいろな植物の組み合わせでレイヤーになっているフォレストガーデンを見学しました。

日陰にもなるようにアカメガシワをキャノピー(高木)として植え、サブキャノピー(中高木)として食べられる実のなる金柑を植え、ハーベイシャス(草木)としてヤブカンゾウ、グラウンドカバー(地覆)としてイチゴが育っているガーデンがあったり、収穫しやすいようにベリー類を集めて植えてあるガーデンがあったり、スモモ(中高木)の下に、ラベンダー(草木)などのハーブが植えられていたり。
とってもおもしろい木もありました!チャンチンという木の葉っぱは、なんと! ネギラーメンの味がしました❗️( ◠‿◠ ) 味とは裏腹に、新芽の淡いピンク色のグラデーションがとっても素敵でまさにフラミンゴの羽のようでした。

ドランカーズガーデンと名付けられたところには、ウコンやエシャロット、アーティチョークなども育っていて、お酒好きな人にぴったりなガーデンでした。

このようにフォレストガーデンはそれを作る人、暮らす人、そこにつながる生き物たちによって様々な姿になるし、そうやって楽しみながらデザインして作っていけるところも魅力の1つだと思いました。
いくつかのガーデン植物のお話を聞くにつれ、自分の家の庭にも植えてみたいなぁと思う植物がいっぱい❗️小さなスペースやベランダでもできると聞いて、楽しみが広がりました。
それぞれのガーデンモデルの間の小径には、近くの製麺所で出るソバガラをいただいて敷き詰めてありました。又、高木〜草木の層の植物の枯れ葉をその都度とって近くの小径に撒いているそうで、歩いていても柔らかい感じがしました。

そして再びぶどう棚の下に戻ってきて、お昼ご飯を食べながらお話を聞きました。(ぶどう棚は夏には葉が茂ることで涼しく、冬は葉がなくなるので、光が差し込み暖かい場所になるそうです)

Podcast収録時には、若菜さんと淳さんから今現在取り組んでおられることや30年後の夢などのお話を伺いました。グリーンジャーニーの活動とリンクするところがたくさんあって、今回こうしてつながりができた事は、大変嬉しく、ともに前進していく気持ちが高まったように感じました(^o^)
「街中を食べられる森にしよう!」と公民館で町内の小学生と活動しているお話、近くの小学校にパーマカルチャークラブが発送するお話、シェアシードのお話など興味深く学びがいっぱいのお話を聞くことができましたので、ぜひポッドキャストを聞いてみてくださいね!
追記:ブルーベリーは酸性好きなので、甘夏などの柑橘類やコーヒーカスを根元に置くと良い!と若菜さんから聞いたので、早速ウチの小さなブルーベリーの根元にも置いてみました。今年こそは収穫できるといいな(^v^)
by 籾山直美
