ごみ処分場見学会@猪子石工場

5月8日に、名古屋市のゴミ焼却施設、猪子石工場に見学に行ってきました。
都会の中にある処理工場で、頻繁に収集車が出入りしていました!
色んなことが初耳で、学びになりました。その中のいくつかを書きますね。

焼却工場の80mくらいある煙突は4ヶ月に1回程、点検で運転休止する時にてっぺんまで作業員さんが階段登って蓋を手動で閉めるそうです(雨が入らないように)。びっくりですね!
運転中は200°以上の水蒸気が出ていて、雨は蒸発するので大丈夫。

燃やせるゴミの中に入っているプラスチックは燃料にもなるけれど、ダイオキシンや塩化物も発生するし灰が増えるので、資源循環的にも分別する方がいいとのこと。
プラスチック類がたくさん焼却炉に入ってくると温度が上がりすぎて炉を痛めることにもなるので、適切な温度に炉が保たれるためにも、家庭から出す時点で分別をしっかりすることが大事!
過去には、紛れ込んだ乾電池やスプレー缶が爆発したりして、火災が起きたり機械が故障したこともあるそうです。

また、水分の多いゴミが入ってくると炉の下から風を強く送るような調整が必要になり、そのためにエネルギーがいるので、ゴミを出す時には水気をできるだけ切るとエネルギーを節約できるそうです。

現在、能登半島の災害ゴミも全国各地の焼却場で分けて処理しており猪子石工場でも受け入れているとのこと。日本中で協力しあっていて本当にありがたいことです。

猪子石工場では焼却の熱で発電し施設の電力として使っていて、余った8,000kwくらいは売電しているそうです。

施設を効率よく運転し、できた電力を外部に売ることで二酸化炭素の削減にもつながっています。

名古屋市ではプラスチックを資源回収しており、別の委託業者(施設)が処理しているとのこと。

プラスチックの行方も、また見学できるよう探っていきたいと思います☺️
(籾山直美)

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